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皆さんこんにちは!
株式会社REVLIMIT、更新担当の中西です。
今回のテーマは「消防設備の歴史」。私たちの暮らしや命を守る設備が、どのように誕生し、発展してきたのかをひも解いていきます。
火災は古くから人々を苦しめてきた災害のひとつ。
それを防ぐために生まれた「消防設備」は、文明と共に発展してきた“命の守り手”とも言える存在です。
火を使うようになった人類は、同時に「火事」という危険とも向き合うようになりました。
古代ローマでは、“消防兵”のような役割を持つ集団が存在。
江戸時代の日本には、**“火消し(ひけし)”や“火除け地”**といった街づくりの工夫があった。
しかしこの頃の火災対策は、あくまで「人力による消火」が中心で、設備と呼べるものはまだありませんでした。
日本で消防設備が本格的に整備されはじめたのは、明治時代以降の近代化の流れのなかでした。
西洋の技術が導入され、手押しポンプ・ホース・消火栓が都市に配置。
明治43年、東京市に日本初の「常設消防隊」が誕生。
同時に、警報ベルやサイレン、避難はしごなどの消防用設備も整い始めます。
当時はまだ建物そのものが木造中心で、火災が起きれば瞬く間に延焼していました。
戦後の復興とともにビルやマンションが急増。建物の高層化・複雑化に対応するため、消防設備も大きく進化します。
屋内消火栓・スプリンクラーの普及
**自動火災報知設備(感知器+ベル)**の導入
**避難器具(避難はしご、滑り棒など)**の法令化
非常放送・誘導灯の設置義務
この頃、昭和48年(1973年)には消防法の大改正が行われ、建物用途ごとに必要な消防設備の種類が明文化されました。
建物の安全基準が厳しくなるなか、消防設備も**「自動化」「連動化」「遠隔管理」**へと進化します。
火災を即座に感知するアナログ感知器→アドレス感知器へ
スプリンクラーと連動する自動閉鎖扉や排煙設備
監視センターと常時接続する遠隔火災監視システム
点検記録のクラウド管理やアプリ対応
令和の今、消防設備は「守る設備」から「つなぐ設備」へ。建物と人、情報をつなげて、安全を守る技術へと進化を遂げています。
もし火災が起きたときに、設備が正しく作動するかどうかで、生死が分かれることも珍しくありません。
だからこそ、設置だけでなく定期的な点検・維持管理が非常に大切なのです。
次回は、この消防設備を扱う上での「現場の鉄則」についてご紹介していきます!
次回もお楽しみに!
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